バーチャル転校生の使い方

~アバターとの対話による深い学びの授業デザイン~

バーチャル転校生とは

学校の授業のなかで
・多様な意見やアイディアが出てこない空気
・間違ったことを言えない空気
・本音で語り合えない空気
を感じることはありませんか?
バーチャル転校生はそんな空気を入れ替えてくれることを目指して作られたバーチャル上のアバターです。

学校の状況に合わせてさまざまな立ち位置で発話をさせることができます。

あえて間違った意見や普段言いにくい意見を言ってもらうことで教室に新しい空気をもたらしてくれるかもしれません。

授業を受けている子どもと同じ立場で,普段の授業では見られないような発話をさせることができます。

教室の中で教師の意見は時に強すぎる場合があります。教師の意見に誘導され,子どもが思考しないまま終わってしまうこともあるのではないでしょうか。バーチャル転校生がいる教室では,子どもと同じ目線から違った意見を言う存在がいることで子どもに思考するスキを与えることができます。

バーチャル転校生のイメージ

バーチャル転校生が話している様子です。
パソコンからディスプレイやプロジェクターに映すだけですので,ICT機器に詳しくない方でも簡単に導入することが可能です。

バーチャル転校生が活躍する場面

■意見が偏って議論が進まないとき

ディベートに代表されるように,自分の意見に対して対立する意見があるとより深い学びに繋がります。少人数で意見が偏ってしまう場合でも議論による深い学びを実現することが可能になります。


■多様な意見が出てこないとき

自分とは違った意見を持つ他者の存在を自覚することが多様性を認められる人間へと成長する第一歩です。世の中にはいろんな意見を持った存在がいることを知り,深い学びを実現することが可能になります。


■本音の意見が言えないとき

教育において善い行いを志し,行動していくのは非常に大事なことです。しかし,時にはその通りに行かないのが人間ではないでしょうか。人間が持つ弱い心に向き合い正直に語り合うことで,深い学びを実現することが可能になります。


■肯定ばかりで疑問や否定が出てこないとき

先生の話をよく聞き,言われた通りに行動していくのは非常に大事なことです。しかし,時には疑問を持ったり,否定的に捉えて自身の中で考えていくことも大事なことではないでしょうか。物事を批判的に捉えることで,深い学びを実現することが可能になります。

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